開発の発端は、熱帯地域や亜熱帯地域に生息する熱帯植物(バナナなど)も、かつて氷河期には現在の温帯と同じ程度の環境下で生息していたという事実に基づいた発想です。
耐寒性を備えた遺伝子を発現させる目的で、適正濃度に調製された動物細胞保護用のトレハロース溶液に、対象作物の種子または成長細胞塊を熱帯植物の適正活性化温度に維持します。
適正時間の含侵処理を施し、それを時間をかけて-60℃まで冷却します。
さらに時間をかけて解凍するという外部ストレスを与えることにより、眠っていた遺伝子が機能して、発芽以降の熱帯植物に極めて速い成長速度と耐寒性が発現しました。
かつて氷河期には生育に適した温暖な時期が限られていたため、本能的に成長速度を速め、結実させることで子孫を残す仕組みがあったとされます。
これまでに230種類以上の熱帯植物などが、温帯地域で栽培可能になりました
稲穂の数が全く違います!。
宮城県の小麦に凍結解凍覚醒処理を行い、2019年11月1日に播種し、2020年3月5日に撮影しました。
上側が凍結解凍覚醒処理済で、下側が処理していません。
特別ば肥料などは一切与えず、自然農法で育てた結果、凍結解凍覚醒処理した小麦は大きな穂をたくさん付けて育ちました。
上が覚醒したトウモロコシ、下が通常のトウモロコシです。